皮膚のバリア機能とは?

2024年8月19日

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乾燥肌とセラミド

バリア機能とは?

お肌のバリア機能とは何か知っていますか?
乾燥や摩擦、紫外線や雑菌などの外部刺激からお肌を守るための重要な皮膚の働きのことです。肌荒れの多くはこのバリア機能が低下したことが原因です。肌荒れを防ぐにはバリア機能を正常に保つ必要があります。
皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層に分かれています。この層の一番外側にある表皮の角質層がバリア機能を担う層です。このバリア機能が正常に働くためには肌が潤っていることが条件です。

バリア機能である角質層の水分は、「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質(セラミド)」によって保たれています。まずは毛穴にある「皮脂腺」から分泌される、汗と皮脂が混ざり合ったものを皮脂膜で、肌の最も表面で、皮膚全体を覆いながら乾燥を防ぎ、ほこりや細菌などから皮膚を保護しています。角質層からの水分蒸発を防ぐのが皮脂膜の役目であり、肌の水分量は角質層の水分量で決まります。次にアミノ酸で構成されている天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)が角質層の中で水分を抱え、保持する働きがあり、皮膚の潤いをキープします。三つ目は細胞間脂質(セラミド、コレステロール)です。水と油に結びつきやすく、その固い結びつきで角質細胞同士をしっかりつなぎ、肌の中の水分を保ちます。

バリア機能が低下すると?

バリア機能が低下すると、肌の水分量を維持することができなくなり、乾燥しやすくなります。さらに、外的刺激から肌を守れなくなり、無防備な状態で外からの刺激を受けやすい状態となります。本来ならば皮膚の中まで入ってこないはずの細菌・ウイルスやアレルギーの原因物質が侵入しやすくなり、湿疹やアトピー性皮膚炎が発症・悪化しやすくなり、様々な皮膚の病気も起こりやすくなるのです。

バリア機能はなぜ低下するのか

肌のバリア機能が低下してしまう原因は、様々なものが考えられます。過剰なクレンジング・洗顔などの摩擦ダメージ、乾燥によるダメージ、紫外線ダメージや生活習慣の乱れが原因となります。
バリア機能を崩さないためにはクレンジングや洗顔、皮膚を触ったり擦ったりする摩擦ダメージを少なくすることが大切です。もう一つのポイントは紫外線対策の徹底です。紫外線によるダメージで肌は日焼けしてしまうだけでなく、コラーゲンやエラスチン、水分を蓄えているヒアルロン酸も損傷を受け、肌が乾燥しやすくなり、シワやたるみを引き起こし、シミの原因にもなりますので紫外線対策は必須です。このようなダメージを避け、肌の保湿を心がけ、睡眠をたっぷり取って生活習慣を規則正しくすることが健康的な美肌を維持する方法なのです。

セラミドを増やしてバリア機能を改善

では壊れてしまったバリア機能を正常に戻すにはどうしたらよいのでしょうか。
まず肌の潤いを保つにはセラミドを増やす必要があります。これはお化粧品から補うことができ、アイエムワイでは「ミスモイスト」をおすすめしております。
特殊製法で作られたこんにゃく由来のセラミド成分は、米や小麦に比べ7~15倍ものセラミドが含まれています。セラミドを多く含んだ『ミスモイスト』は、外からの刺激や乾燥を防ぎ、肌の保湿と保護の働きがあります。さらに保水性・浸透性※1に優れた「ヒアルロン酸*1」が、肌にハリを与え水分保持機能を保ちます。
持ち運びに便利なコンパクトタイプなので、いつでもどこでも自然なツヤツヤの透明感※2が手に入ります。
「マイナスイオン酸素水*2」と「セラミド*3水」の潤いは相性がよく、自然に肌のトーンをアップさせます♪

アイエムワイ人気の保湿クリーム『モイスチャークリーム』や『エモリエントクリーム』にもセラミドが入っているので日々のケアにおすすめです。

※1 角質層まで
※2 汚れが落ち、キメの整った肌印象のこと
*1 ヒアルロン酸Na(保湿成分)
*2 恒pH性酸素水(ベース成分)
*3 加水分解コンニャク根(保湿成分)

この記事の監修

【株式会社アイ.エム.ワイの総括製造販売責任者】
薬剤師の資格を持ち、アイエムワイ製品の製造販売において総括的な責任者。専門的な知識をもってTOPICSを監修しています。